御嶽崩れ見学【9月5日(月)】
「王滝村を災害からすくえ」と題し、全校で災害や防災について考える学習に取り組んでいます。その一環として、長野県西部地震で起きた「御嶽崩れ」を自分の目で確かめるために、濁川流域へ行きました。土石流が起きて土砂で埋まった地形や、これまでの復旧の様子を見て、自然災害の恐ろしさを感じつつ、災害に対する人々の努力も感じることができたと思います。机上の学習ではなく、体を通した学習により「王滝村を災害からすくえ」の学習がより深まり、子どもの防災への意識、命を大事にする意識が高まることを期待しています。
草木染め体験【8月6日(火)】
僕らのルネッサンス実行委員会の代表、近藤太郎さんが、草木染めの名人、倉石五男さんと一緒に小学校の昇降口前で草木染をしました。この布は、「流域で繋がったらめでタイね」という愛知用水で繋がる王滝村と南知多町の交流イベントで登場する「鯛みこし」に使われます。「鯛みこし」は笑楽祭でも登場する子どもたちにとって大事なキャラクターのため、子どもたちは興味津々でした。子どもは最初は見ていましたが、次第に巻き割を始めたり、染めた布を絞ったりする作業に自然と関わっていきました。私たちが草木染めで染めた鯛みこしが笑楽祭に登場するのが、今から楽しみです。
セイジオザワ松本フェスティバル・平出遺跡見学【9月8日(木)】
セイジオザワ松本フェスティバルのプログラムの一つである「子どものための音楽会」6年生の児童が参加しました。松本市のキッセイ文化ホールの座席いっぱいの小学生を見て、「多い!」とびっくりしていた王滝小学校の6年生児童でしたが、落ち着いて音楽に耳を傾ける姿は、他の学校の6年生児童に負けないくらい大人っぽく見えました。ベートーベンの交響曲第5番「運命」を第4楽章まで聴き、司会の方が話した「運命のドアを叩くようなイメージ」や「運命が激しく変わるイメージ」が本当に伝わってくる体験をしました。音楽って面白いと思いました。「子どものための音楽会」の後、塩尻へ移動して平出遺跡で勾玉作り体験、火おこし体験、竪穴式住居見学を通して歴史を学びました。特に勾玉作りに熱中した様子で、時間いっぱい石を磨き込み、つるつるになった表面を触って「納得いった」と話していました。たくさん楽しみ、学んだ一日でした。
慰霊碑清掃【9月9日(金)】
松越地区の慰霊碑清掃を王寿会の皆さんと行いました。子どもたちは、王寿会の方たちの間に入り、汗を流しながら草取りをしたり、碑を磨いたりしていました。子どもが「自分たちの掃除をもし(亡くなった方が)見てくれているならうれしい」と話していた様子から、29人の亡くなった方を思いながら清掃に取り組んでいたことが伝わってきました。今後も慰霊碑清掃は大事な取り組みとして続けたいと思いました。
あいさつの日【9月12日(月)】
毎月「あいさつの日」には、ジャンケンやおはようプラカードなど、楽しくあいさつができる工夫を、村民の方がしてくださっていました。今月は、「子どものあいさつが4月から変わったか見てみよう!」と決め、あえて普通にあいさつをして様子を見ました。以前より「おはようございます」の声が大きくなったり、あいさつを交わした村民の方と自然に会話が始まったりと変化が見られていました。あいさつの日の振り返りをすると「子どもは確実に育っているね」という声が聞こえてきました。地域も学校も、そして家庭も子どもと楽しくあいさつをすることは大事だと思いました。10月のあいさつの日は11日(火)です。よろしくお願いします。
唐沢史比吉先生の合唱指導日【9月13日(火)】
毎年子どもが楽しみにしている唐沢先生との合唱の授業がありました。唐沢先生が子どもに語りかけたり、伴奏をしたり、一緒に歌ったりすると、子どもの声は楽しそうな歌声、大きな歌声に変わっていきます。魔法のようです。合唱の授業が終わっても、教室に戻る途中の廊下で、ずっと歌い続けています。それだけ楽しかったんだなと思いました。2回目の唐沢先生の合唱授業が10月4日(火)にあります。今から楽しみです。
村と合同の防災訓練【9月14日(水)】
村と合同防災訓練がありました。学校での避難訓練後、地域の方たちの避難する様子を見ました。学校周辺の村民の方々が、ぞくぞくと学校の校庭に避難してくる様子を見たり、消防団の方が人員確認をしたりする様子を見た子どもたちは、その緊迫感を感じたと思います。また、長野県西部地震で昨日会った人が亡くなったことを話していただいた渡辺さん、離れて暮らしていた家族の安否を心配したことを話していただいた大家さんから、命を守ることの大切さを学びました。この日は防災について深く考える1日になりました
拡大版わくわく人権みんなの樹業【9月21日(水)】
今回は、長野県立大学の学生さんも加わり、わくわく人権みんなの樹業を行いました。「自分の好きな色」をテーマに、グループに分かれて、好きな色について語り合いました。その中で、多様な価値観に触れました。今回は、6年生がリーダーシップをとり、全体の前で自分の考えを語ったりグループの司会をしたりしていました。その6年生の姿に引っ張られるように下級生も堂々と自分の考えを伝えていました。わくわく人権に参加していた村民の方が、次のように感想を話してくださいました。
「今回のわくわく人権、とてもよかった。時間がかかったけれど、確かに子どもは育っている。6年生がかっこよく先頭に立ち、その下の子たちも、その姿を見て輝いていた。1年生もよかった。その日の夕方に会った子どもたちが皆、わくわく人権の時間が「楽しかった」と言っているよ。心配ないよ、先生。」 村民と学校、家庭でつくる王滝村の学びは、確実に子どもを育んでいると感じ、嬉しくなりました。
租税教室【9月21日(水)】
村の総務課税務係の方をお招きし、6年生が税金についての学習をしました。税金がなかったらどうなるか…動画で流れた税金の無い社会は、火事が起きても事故が起きても、消防車や救急車がお金を払わないと来てくれない社会でした。そんなの困る…と思いました。子どもたちはどのように感じたのか、お家でも聞いてみてください
稲刈り【9月21日(水)】
収穫の時を迎えました。子どもたちはたわわに実った稲を手で刈りました。いつものように山下さんや佐口さんをはじめとした村民の方々に教えていただきながら、子どもたちは上手に稲を刈っていきました。たくさん収穫できて大満足な子どもたちでした。